日本と海外の予防接種から考えること

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メキシコでもまた、新型コロナ感染者が増えつつあるようです。日本でもまだ感染者が出ていますし、世界的に見ても収束はしていないので、引き続き感染対策をしながら、社会活動を開始していくことは続いています。それ以外にもサル痘のことも気になりますし、最近では、ポリオの発生状況について外務省から情報提供もあり、一つの感染症のことだけを考えて行動できないほど、グローバル化の中で生活していることを気付かされます。

日本でも新型コロナワクチン4回目接種も開始されてますが、3回目以降の接種率が伸び悩んでるという状況だそうですし、終息に向かう道筋が、なかなか見えない中での生活はまだ続きそうです。

そもそも、定期的な予防接種の回数が欧米に比べて少ない日本なので(最近の乳幼児は多くなってるようですが)予防接種に対して感じるところが、少し外国人とは違っているのかもしれませんね。

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アメリカと日本の定期予防接種の比較

◆北米で18歳までに接種する内容(参考)*季節性のインフルエンザは除く

*ポリオ 4回 *おたふく風邪 2回  *はしか 2回  *水疱瘡2回 *髄膜炎2回

*ヒブ 4回   *A型肝炎 2回  *B型肝炎 3回  *3種混合DTP 4回  *風疹 2回  

* 破傷風・ジフテリア・百日咳 4回  *HPV(子宮頸癌)2回←男女共に接種

*髄膜炎MenB 2回 ←子供の大学では推奨項目だったので日本で輸入ワクチンにて接種

*破傷風トキソイド1回 追加

☆アメリカへ留学される方は学生ビザ申請時に予防接種が完了していないとビザが降りないことがあるので、申請に間に合うように予防接種のスケジュールを組んで下さいね。

◆ウチの子供の時(2000年頃)の日本の子供定期予防接種内容

*BCG 1回  *DPT 4回  *DT1回  *はしか 1回 *風疹 1回  *日本脳炎 4回    *ポリオ 2回

*おたふく風邪 1回   *MR 1回
    

ポリオの回数だけ比較しても北米とは2倍の差があります。

◆現在(2021年)日本の子供定期予防接種

*BCG 1回    *ビブ 4回   *肺炎球菌 4回   *4種混合 4回  *2種混合 1回 

*はしか・風疹 2回   *B型肝炎 3回   *日本脳炎 4回    *水疱瘡 2回  *ポリオ2回

*ロタウィルス 5回   *子宮頸癌 3回←女子のみ

ウチの子供の時は、B型肝炎が日本での定期接種ではなかったので、アメリカ赴任がなければ接種していませんでした。日本で暮らしている人は大半が接種していないことと思います。新しく追加になった項目に関しては、年齢が過ぎていても接種できるようには、なかなかならないですよね・・・

数年前、日本でおたふく風が流行し、接種回数が欧米に比べて少ない世代があり、任意で接種できる措置が取られていました。旦那さんが対象だったので接種券が届いていました。接種の重要性を理解して、予約して接種してましたが、あの接種券で、どれ程の人が接種したのだろうか・・・?

接種の安全性の確認は大事だし、必要です。ですが、公衆衛生の観点からも併せて考えることをして欲しいと思います。

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