最近、聞いた言葉で『タイパ』というワードがあります。何でも省略していう現代社会なので何かの略とは想像できたのですが、何のことか解らず調べてみました。ちょっとした検索が簡単にできる世の中に感謝です。
タイパとは・・・タイムパフォーマンス(時間対効果)を意味するの略語。お金の有効活用を考えるコスパ(コストパフォーマンス)に対し、時間の有効活用を考えることを指します。
ではなぜ、このような言葉を耳にするようになったか?考えてみたいと思います。
『タイパ』という言葉はいつから?
言葉じたいは以前から存在していたようですが、2022年4月に出版された映画の視聴方法についての本がキッカケで、トレンドワードに入るようになったようです。そして、三省堂の『今年の新語2022』の大賞に選ばれました。ネット上にある膨大な情報を取り入れる時代の中で、限られた時間の中で効率よく情報をを得ることが重視されるような生活の中から生まれたのではないかと考えられます。ビジネスシーンでもこの『タイパ』が求めれ、重視されています。
私も2022年7月の投稿に動画は倍速で見ていることをブログに掲載しています。
『タイパ』を重視するZ世代とは・・・
Z世代とは、一般的には1990年代後半から2012年頃に生まれた世代を指し、アメリカ発祥の言葉で『ジェネレーションZ』のことです。この世代は、生まれた頃からパソコンなどのデジタル機器が普及していた世代なので、幼い時からデジタル機器を使いこなしています。
私の子供もこの世代になります。アメリカに赴任し住んでいた10歳頃からタブレットを使い、学校ではパソコンを使っていました。少し前のデータになりますが2018年8月21日付ブルームバーグの投稿を見てみると、日本ではZ世代の人口比率は少ないかもしれませんが、世界的には、この世代の人口割合が約32%もあり消費の主役になり得る世代なので注目されています。
日本社会では、『この30年間、経済成長がほぼない』状態です。その中にスッポリ入ってしまうZ世代は生まれた時から社会情勢や経済が良くない時代。基本的には経済に対する考え方は保守的な人が多いと思われますし、私の子供の話すことを聞いていても多様な考え方を認めたり、現実主義的な考えを持っているように感じます。
アラフィフは『タイパ』重視する?
アラフィフはまだ子育てをしていたり、自分自身の体調にも変化が現れることも多く、またはもう既に誰かの介護をしていたりと、人によって全く違う状況下にある人が多いのではないかと思います。『コスパ重視』か『タイパ重視』か悩む場面に接する毎日なのかもしれません。私はZ世代のようにまだ完全に『タイパ重視』に振りきれない・・・です。もしかしたら、今のZ世代もアラフィフになる年齢になると考え方が変わってくるのかもしれません。
私が感じたこと
アラフィフになると、少しずつ世間が狭くなって社会との接点も減る傾向にあるかもしれませんが、違う世代のことを知ることで、アラフィフでも取り入れらることは取り入れて、コスパもタイパも上手く使いこなせるようになれば良いと思います。個人が行うパフォーマンスの価値は、他の人が決めるものではなく、自分にとっての『コスパ』や『タイパ』が良いことが重要だと私個人的に思ってます。
ビジネスシーンの『タイパ』は、社会の中で考えていく場面が多く、個人が考える『タイパ』とは少し意味が違っている気がします。『タイパ』という言葉の真意は、使われる場面によって意味や価値が変わるということなのではないかと・・・それを踏まえて『自分のタイパ』を考えてみるのも面白いかもしれませんね。
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