2022年晩夏の成田空港<その1>

9月7日から日本入国に際し、入国前のPCR検査陰性証明の提出が不要になり、入国者数も増やしている最中。そういう発表前に、どうしても一時帰国する必要があり、数週間、日本に・・・もっと早く、このような状態になってて欲しかったです。北米方面などは相変わらず、成田空港の使用となるフライトスケジュールが続いており、このような緩和策が取られ出したので、早く関西空港にも入る便が増えることを願っております。

このことはさておき・・・今回は成田空港でのできことのお話です。

子供の出国も毎回、成田空港なので、コロナ禍から度々、成田空港には出向いています。以前より、利用する人は増えつつありますが、搭乗手続き時間の前になると人が集まってくるという印象。新型コロナウィルスの流行後、2年以上たった2022年の晩夏でも、『以前のような空港利用』の様子は感じられません。緩和政策の前なので、外国人の方の利用はまだまだ少なかったです。

スマートチェックインの利便性

成田空港ではセルサービス型の搭乗手続き『スマートチェックイン』というが導入されています。要するに、自動チェックインと自動手荷物預け機を利用してスピーディーに搭乗手続きが行えます。

とても便利で非接触で搭乗手続きができるので、コロナ禍でなければ嬉しいシステムです。

では私の場合、スマートチェックインを利用したらどうなったのか?

アメリカからメキシコに向かう便のチケットと『手荷物預かりのタグ』は発行されたのですが、成田からアメリカ行きのチケットが出て来ず、結局、スーツケースをゴロゴロ引きながら受付カウンターへ行くことになりました。

ではなぜ、そうなったのか?

アメリカ入国に際し、コロナワクチン3回接種を完了しているか書類確認と確認書に同意するサインを求めたれたからです。そういうことが起こり得るのなら、チェックインの機械を使用する前に、係の人からの誘導があっても良いのかな?と感じました。

搭乗手続き時間ではないと、係の人の配置が少ないし、チェックインの自動化が進めば、搭乗者は空港に到着して『各自の時間』でチェックインしますから、返ってスマートチェックインの利便性が薄れてしまいます。

United Airlineとの違い

ではメキシコから日本へ入国した時は?

メキシコからアメリカへはUnited Airlineを利用したのですが、事前に航空会社のアプリに情報登録します。

最終目的地が日本行きの場合

  • パスポート
  • ワクチン接種証明
  • 出国前PCR検査の陰性証明

行き先の寄ってアップロードする書類が示されており、出発の72時間前から登録可能です。こちらにアップロードした情報が承認されると当日の受付カウンターでは特に書類の確認作業がないのでチケットの発行と手荷物を預けるだけの作業ですので、カウンターに配置されてる人員は最低限で行えます。

<情報をアップロードし承認を待ってる状態>

<承認されると画面が↓のようになります>

書類等の確認は『人』がやるので手間と時間を要します。アメリカから日本へ出発する便では、搭乗ゲートで書類等の確認を係の人がするので、時間がかかってしまいます。日本へ入国する際のアプリのインストールなど、確認する必要があります。このことから考えても、日本では『with コロナ』『after コロナ』に移行してないような気がしています。スマートチェックインという『大きな箱もの』も必要ですが、その前にできるデジタル化があるのではないかと思います。

メキシコのUnited Airlineの受付カウンターには、スマートチェックインではありませんが、搭乗手続きはスムーズです。必要書類等の確認など事前に済ませていることは『受付』で解っていますから・・・

余談です

ちなみに、メキシコやアメリカ(今回はアメリカ経由で帰国)の空港では、ほぼ、以前の利用と同じような状態を取り戻しており、私の利用便もほぼ満席。マスク着用も義務ではありません。任意の為、半分くらいのマスク着用率でしょうか・・・ゲート近くの待合座席も間隔を開けることなく、人が座っており、立って待つくらいの混み具合です。日本の空港とは雰囲気が違いますね。日本入国の際には、日本の航空会社を利用したのですが、日本に入国する人は少なく、経由便として利用している人の方が多い状況です。

入国制限を緩和し、入国できる人数を増やしたとしても『Postコロナ』に対応していなければ、海外の人が日本に来たいと思ってもらえないことが少なからずあるのではないかと感じます。本来なら、円安なので、たくさんの人が観光で来てくれるかもしれないのに・・・

日本の感染者がほぼないのであれば水際対策は有効ですが、それなりに感染者がいるのであれば、それを踏まえての対応を柔軟にタイムリーに行わなければ、益々、グローバルから離れていってしまいます。日本単独ではやっては行けないのですから、もっと俯瞰的に物事を考えて欲しいですね。

<メキシコ>固形石鹸はもう使わないの?

この前、スーパーに行った時のこと。入り口近くで山積みにされて売られていた固形石鹸がありました。よく見るとセール品で1個が6ペソ(約42円)ほど。

しっかり大きめで良さげな石鹸だったので迷わず購入。そういえば日本に居た時、コロナ禍で固形石鹸はあまり買わなくなってました。メキシコでもそうなのでしょうか?メキシコの消費税16%を払ったとしても約50円です。液体石鹸は(物にも寄りますが)40ペソくらいから70ペソくらいです。棚替えの為のセールの可能性もありますが、それにしてもお安い価格の固形石鹸です。

メキシコでも液体石鹸を使う人が増えてるのでしょうか?固形石鹸の方が液体より石鹸成分の含有量が多いとは思いますが、

  • 前人が使ったのが衛生面的に気になる
  • 泡立てに時間がかかる
  • 『石鹸置き』がヌルヌルになる(掃除が面倒)

などのことが、マイナス面に働いてるのでしょうか?小さいお子さんの手洗いには、やはり液体石鹸の方が使いやすいですものね・・・私の小学校時代は(40年も前の話です)赤いネットに石鹸が入ってたのが水道の蛇口に括り付けられてましたが、今はきっと違うんでしょうね・・・(汗)

まだまだ新型コロナ感染の心配があり、感染症対策が続く中、手洗いは大事な対策。アルコール消毒もするし、手も洗うしと手荒れが気になるアラフィフですが、上手く付き合っていくしかない、そう思っています。今、物の値段が上がっている日本。(世界ではもっと上昇割合が大きいのですが・・・)固形石鹸と液体石鹸を使い分けながら、家計のやりくりすることと、手洗い&うがいもしっかりすること!

固形石鹸と液体石鹸の特徴を改めて知ることで、見直しできるところはやってみたいし、考える機会ができたことは良かったと思います。キッカケは『固形石鹸のセール』ですが、何気ない日常に、人それぞれ考えることがあるということ。生活に余裕がない時期には、考えもしなかったことかもしれません。『セール品』に飛びついてしまうのは、止めないといけませんが・・・(笑)

新しいコロナワクチン『ノババックス』

日本では新しい新型コロナワクチンとして武田薬品工業の『ノババックス』というのが加わり、5月下旬から順次、1〜3回目接種としてを開始する自治体があると聞きました。米国ノババックス社が開発し、武田薬品工業が製造、販売するワクチンです。

参考までに『ノババックス』ワクチンについての厚生労働省のホームページ発表のリンクを貼っておきます ▶︎ 厚生労働省HP 武田社の新型コロナワクチン(ノババックス)

そして、今までのファイザーやモデルナ、アストラゼネカとの比較を簡単に挙げてみました。

  • 冷蔵庫で保管できる(冷凍保存ではないので扱いやすくなります)
  • *Sタンパク質の設計図を接種するのではなく、Sタンパク質そのものを接種するワクチン
  • オミクロン株に対しての効果は現在(2022年7月)のところ不明
  • 他のワクチンでアレルギー反応があり、ノババックスにその成分が含まれない場合は接種可能
  • 他のワクチンとの交互接種可能

*Sタンパク質とはスパイクタンパク質のこと。ヒトの細胞に感染する時に結合するもので、体内で免疫が遺物と判断して、このタンパク質を攻撃し抗体を作ります。

ノババックスは4回目は接種対象ではない

日本国内で製造、販売されてるにも関わらず、そして4回目接種も開始されてる中、4回目接種には今のところ対象ではないようです。

報道では、日本の3回目ワクチン接種率は約62%。2回目接種完了は約80%ということなので、3回目接種率が伸び悩む中、4回目接種は高齢者と一部の18歳以上への接種が開始されているのが現状です。ノババックスが既存のワクチン3種とは異なる性質のワクチンであれば、3回目接種まで開始しているのに4回目接種には含まれていないのには何か理由があるのか?海外に住んでいると、そういう細かな情報は入手しづらいので、理解を深めるのは難しいのです。接種率を上げたいのであれば、4回目接種にもノババックスを含めても良いのではないか?と考えてしまいます。

メキシコではまだ3回目接種が主流?

6月半ばに3回目接種にアストラゼネカ接種の情報が旦那さんの所に入ってました。メキシコでは2回目接種完了は約62% で、 3回目接種率は約41%と日本経済新聞のデータ発表がされてます。日本より低いですね・・・(泣)

ここレオン市はアメリカのヒューストンまで飛行機で約2時間ほどですので、アメリカとの行き来があり、そのアメリカに至っては3回目接種率は約30%なので、ワクチンの効力を考えると、メキシコでの罹患者が増えてきてる理由が見え隠れしてる気がします。

私の考えること

まだ新型コロナの終わりが見えないし、経口薬も一般的に簡単に入手できるものではないので、ワクチン接種で、ある程度の効果が認められているのであれば、接種希望者には接種できる体制を作り提供してもらうしか(感染症対策するのは前提です)ないように思います。接種回数によって、受けられるワクチンの種類が限定されたりするのではなく、もう2年以上もコロナ禍なので、情報を広く提供し、受けたい人がもっと選択できる状況になってても良いと思うのです。4回目接種も接種対象がまだ限定的ですしね。ノババックスを国内で製造しているなら、既存の3種類よりコストや輸送時間もかからないので期待できるワクチンなのではないでしょうか?

メキシコは自国でワクチンは製造、販売していないので供給は不安定なので、やはり接種率を上げるのは難しいですし、アメリカは国民性もあるのか、アメリカ国内で製造しているのにも関わらず、3回目の接種が伸び悩んでいます。それぞれの国での事情があるにせよ、各国が柔軟に対応して、新型コロナの終息に向かって行かなければ終わりはないように感じています。新しくノババックスのワクチンが加わった日本。これを機に終息に向けて前進していくことを願います。

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