子育てが終わったら『親の介護』を考え始めるのがアラフィフ世代なのかも?

私の実の両親は80歳前後。特に大きな身体的な病気を抱えているわけではなく、元気で暮らしています。しかしながら、一般的にはそろそろ『人の手』を借りて生活することになる日が近いことも事実です。それを本人たちが受け入れられるかどうかは、元気で暮らしている人ほど難しいと感じています。

今回、ネット記事に『アラフィフが80歳で要介護2「認知症の母」と”親孝行旅行”に挑んで凹んだ話』を読んでみて考えたことがありましたので、参考までにその内容を下に添付してます。

現代メディア2023年9月4日付 記事より

『誰の世話にもなりたくない!』そう、思うのも当然だし、できるならそのような暮らしをして人生を終えることができるのが理想。でも実際問題、何かあってもすぐに関西には戻れないですし、(メキシコにいる時よりはまだ、距離的にはマシですが)普段の生活も手助けできません。それが現実です。

それぞれの家族が生活していくので精一杯の毎日だし、金銭的にも余裕がない。1990年代に高齢化社会が進むと言われ、2007年に超高齢化社会に突入。2025年には日本の人口の約30%が65歳以上の日本。世界から見ても高齢化社会が進んでいる国です。これから自分も歩んで行くことになる道ですので、準備しておく為にも『親の介護を考えるのは良い機会かもしれません。

介護保険とは

実際、介護の経験がない私なので、介護保険制度についてはザックリとしか知りません。『申請してから認定をもらうまで時間がかかるよ』とか、『手続きがいろいろあるよ』など、耳にはしていましたが、受けたい時に直ぐに受けられないということをまず知っておくことが必要です。65歳以上の高齢者だけではなく、40歳以上の特定疾病患者で介護が必要になれば受けられる保険です。ということは、アラフィフの私も受ける可能性があるということです。40歳から介護保険料を支払うことが義務付けされているのは、こういうところから来ていいるということですね。

私の母も認知症診断を受けています

まだ軽い方だとは思います。興味のあることはまだ記憶に残っていることもありますが、自分に興味ないことは5分前のことでも覚えていないことがあります。

身体的にはまだまだ健康で、服用している薬も1種類、認知症関連が1種類だけですので、管理もしやすいです。ただ見た目では認知症を患ってるようには見えない為、家族以外の方と接する時は、気をつけています。話が噛み合わなくなったり、本人は嘘を言ってるつもりはないのですが、曖昧な記憶だったり、話をしたことすら忘れてしまうことがあるのですから・・・

介護認定は身体的能力を基準に考えられている感も否めなく、脳と身体的能力の乖離が大きくなる認知症については、これから寿命が延びっていっている中で、考えておかなくてはいけない事が母を見てると多くなるような気がしてます。

考えたこと

人生100年と言われるようになったとしても、健康寿命はおそらく75歳前後。それから先、自分の人生を終えるまで、どのくらいの時間があるのか?それまでにやっておくことがあるのなら、まずそこを目指したいですね。でももしかしたら、その途中から介護保険制度を使うことになるかもしれない、ということを頭に入れておくことで、精神的に余裕が生まれるなら、今から知っておく制度の一つだと感じました。

そして自分の両親にも、まだ健康で生活できているうちに考えてもらいたい制度です。『誰の世話にもならずに・・・』それは無理なんですよね・・・誰に、どこに、どれだけお世話になりたいのか?またなれるのか?早い段階から情報を得ておいて考えるは、自分が過ごしたいライフスタイルに繋がるということのような気がします。

『ジェンダー』の意味を正しく理解しよう

男女雇用機会均等法が始まってから約30年が経ちます。私が就職する時が、まさにその時で、まだまだ会社側も、どういう風に扱っていいのやら、手探り状態だったのではないかと、振り返ってみると思います。それまでは、4年生大学を卒業している女性は、一般的に就職先が短大や高卒よりも見つけにくく、就職したとしても大卒男子とは同じ給料をもらえなかったりしてましたから、『均等法』が開始され、これからは、女性が働く環境が変っていくと、その当時、考えられていたと思います。

実際、30年が過ぎ、女性の社会進出や働き方は改善されていると思いますが、働くことだけではなく『子育て』との両立の壁があると思うので、男性と同じように仕事をすればするほど、どうしても越えられない部分が、未だにあるのではないかと感じています。

ここメキシコでも、義務教育は中学までだそうで、女性で工学部系の大学院を出ても、自分の学んだことを活かして就職する、男性陣の中を割って入って行くことの難しさや、結婚、出産のことを考えると、自分の条件を満たすような職場を見つけるのは大変なようです。

SDGsの目標5 『ジェンダー平等』とは

SDGsの項目の一つにも入ってます

☆SDGs(Sustainable Development Goals)とは『持続可能な開発目標』と訳されてます。2015年9月の国連で採択され国連加盟国が2016年から2030年の15年間で達成しようとしている目標のこと。項目は全部で17個あり、『ジェンダー平等』については、項目の5番目に書かれています。

写真出典元:国連HPより

最近、サラリーマンで胸元にこのSDGsのバッジ(写真右端一番下)を付けてる方を見かけますよね?カラフルな色のバッジなので付けてると直ぐに判ります

どの項目そうですが、まずは難しく考えないで意味を理解しておくと、随分と違ってくると思います。

『ジェンダー』についてはなかなかデリケートな項目かもしれませんがこれからの時代には共通認識としては必要なことだと思います。

早速、単刀直入に言うと性別(SEX)=ジェンダーではないのです。性別は生物学的に分類したもので、ジェンダーはそれとは別なんです。多くの方が、ここで間違った認識をしてしまいがちなのではないでしょうか?

例えば生物学的に私は女性です。青色が好きです。誰かが、私に青色は男の子の色なのに…って言うと問題視されるということ。青色は、果たして男の子だけの色なのか?男の子の色ってなに?ってなるのです。こういう所から『ジェンダー問題』に発展していきます。

うちの子供が小さい時は『性別』を結びつけて色を決めさせるようなことはしませんでした。

好きな色を選んでましたし、旦那さんもそうです。

ただ、パーソナルカラーが皆ブルーベースの家族なので、ショッキングピンクは誰も似合わないので、家族は自然に選ばなくなった・・・男の子か?女の子か?で色を選んでいくのではなく、自分の意思で選んでいく、これが自然な流れで。性別に結びつけて、何かをさせたり言ったりすることをなくそうということなのです。

男の子だから◯◯◯はダメ、女の子だから◯◯◯はしてはいけない、というのではなくて・・・それを社会的に考えていくということです。

生物学的に分けてる性別と社会的立場からから考える性別

このポイントを認識して、ちょっとでも『ジェンダー』について理解が深まれば嬉しいです。

男性だから、女性だからとかいう目線ではなくて、『人としての目線』を大事に考える社会や世の中になれば良いな、と心から願っています。

いずれは考えなくてはならない日が来る『相続対策』は、どうするの?

アラフィフだと、まだ自分自身が考えるテーマではではないのですが、自分が『受ける立場』にはあります。

メキシコ赴任の帯同を決める時に、やはり自分の両親の年齢(80歳前後です)を考えると、何かあってもすぐに帰国できないし、ましてやコロナ禍。距離だけの問題ではないので、事前に話し合っておくべきことかと思ったのですが、私の父は下の動画にもあるように、『元気なうちから、そんな話はしてくれるな!』と一蹴されました。私は一人っ子ですし、両親の年齢だと、その兄弟姉妹も高齢ですので、何をするにもトントン拍子に運ばないことも目に見えてます。

かと言って、数字に強いわけでもないし、ネットもしないので、『相続』について、どんな情報も持っているのかも不透明。一抹の不安を残しながら現在に至っています。もし、メキシコ帯同中に、『相続』のことに直面したとしても、何から始めたらいいのか?何をどうすれば良いのか?現段階では、雲を掴むような話ですね。何をするにも思った以上に、時間と労力がかかることに、両親は気づいていないのかもしれません。

そんな中で、出会った両学長の『相続』の動画↓↓でした

Youtube 両学長リベラルアーツ大学より『相続対策の3つの誤解』

『やっぱり、そうですよね〜』と、自分の気持ちを代弁してくれている内容でした。(幾つか関連動画も投稿されてますので、併せてチェックしてみて下さい)

相続税を払うかどうか、ではなくて『相続』ということについて話し合っておくことが大切なんです。お互い話し合っておくことと、いざその時を迎えたとしても、スムーズに物事を運べるのではないかと感じています。

自分の子供には、まだ相続の話はしたことはありません。自分達が病気になった時などについては話してありますが、いずれは相続についても話し合っておく時期が来るのかもしれませんね。

『お金にまつわる話』は、日本人は避けがちです。具体的な数字ではなくて、考え方や筋道は立てておくべきで、それを知るために話し合ったり、情報を得ようとすることは悪いことではないと思うのです。今は、こうやって、動画視聴で学ぶ機会もあります。ネット上にある情報が全て正しいということではなく、考えるきっかけとして捉えてもらえる嬉しいです。

もっと早く知りたかった!必要か不要か医療保険や生命保険について考える

今、自分がアラフィフになり、子育てもほぼ終わり、いろんなことを振り返ったり、考えたりする時間が持てるようになりました。そして、気がついたことは、生命保険とか学資保険必要で適正なものに掛けていたのか?と思うようになりました。

私の親の世代は、就職したら社会保険と同じように生命保険も入るものと考えていたのか、時代がそうものだったのか、言われるがままに、最初に自分で掛け始めたのは、がん保険でした。両親が私も含めて掛けていたので、年齢的に自分でかけれるようになったのと、若いと掛け金が安いので、スライドで名義変更した感じです。本当に自分に必要なものなのか?など疑いもせず、『加入するもの』と思っていました。今更ながら『知ることの大切さ』を実感するものです。そして、ここで立ち止まらなかったので、子供が生まれたら学資保険、年齢を重ねていくと今度は、老後の貯蓄にと思い、始めた個人年金など、いざという時の為に『保険』は必要だと思い込んでしまってたんです。勧められるままに、何も自分で調べなかったことが今となっては、少し悔やまれます。

学資保険や個人年金はホントに必要か?

郵便局は転勤になった時も、移動した先の家の近くに必ずありましたので、利用しやすかったので、郵便局の学資保険を掛けていました。でも、一度契約してしまうと、使う機会が少なく、年払いしていたので、口座残高さえ問題なければ、見直すこともなく放ってしまってました。子供が中学を卒業する時期などに一時金を受け取れますが、満期時にまとめて受取ることも可能です。忘れていても、支払い通知書のハガキが届くよう、引っ越ししたら住所変更は必ず行っておいて下さい。その通知書で支払金額を見ると、積立してると知らず知らずのうちに貯まって行くので、それは嬉しいことですけどね(笑)

しかし、よくよく考えてみると、生まれてすぐに掛け始めると18年という長い年月、払込みをしたのに特に大きく利子などはついてないので、無利子で貯蓄してるのとあまり変わらないということが解理ました。子供が小さいと病気するかもしれない、大きな怪我をするかもしれないなど、心配してしまう親の心理状況だったので、ついつい特約など付けてしまい、それが返って、もったいなかったのだと今更ながら、知ることになりました。

個人年金もしかりですね。医療保険を契約する次いでに契約した覚えがあります。その頃から、ちょうど、年金支給開始年齢が65歳に引き上げられるという話があって、定年が60歳なので、年金が支給されるまでの5年間をどうするか?と言ったことに不安を覚えたんです。まだ今ほど『ネット検索』が十分できる環境ではなく、何かを勉強するには本を買って読んだりするしかなかったので・・・

子供が小さいと、本をゆっくり探しに本屋さんへ行くのも大変だったし、本をじっくり読む時間もなかった・・・(ちょっと言い訳も入ってます)社会保険がしっかりしていれば、保険料が嵩むような保険を契約する必要はなかったんです。

参考にしている動画配信は?

私が今、参考にしてる動画配信は『両学長のリベラルアーツ大学』

生活のこと、投資のことなど色々な分野の動画を投稿されてますので、自分の知りたい内容の動画を検索してみて下さい。今回の『保険』についての参考動画2本を↓↓添付しておきます。

引用元:YouTube 両学長 リベラルアーツ大学『必要?不要?医療保険』
引用元:YouTube 両学長 リベラルアーツ大学『必要?不要?生命保険』

思うこと

アラフィフになると、どれだけの貯蓄があるか?生活スタイルはどうするのか?それぞれの考え方によって、見直していく項目がたくさんあります。また私の場合は一人ではなく、家族と一緒に生活をしているので、旦那さんや子供とも話し合って決めておくべきことがあると感じます。

今回の『保険』についても、そのうちの1つです。話しあってすぐに結論が出るものもあれば、そうでないものもあるので、まずは『知ること』ですね。その上で、自分はどう考えているのかをお互いに話せたらいいなと思ってます。そういう意味では、メキシコでの、のんびり生活はとても有難い時間となっています。

日本と海外の予防接種から考えること

メキシコでもまた、新型コロナ感染者が増えつつあるようです。日本でもまだ感染者が出ていますし、世界的に見ても収束はしていないので、引き続き感染対策をしながら、社会活動を開始していくことは続いています。それ以外にもサル痘のことも気になりますし、最近では、ポリオの発生状況について外務省から情報提供もあり、一つの感染症のことだけを考えて行動できないほど、グローバル化の中で生活していることを気付かされます。

日本でも新型コロナワクチン4回目接種も開始されてますが、3回目以降の接種率が伸び悩んでるという状況だそうですし、終息に向かう道筋が、なかなか見えない中での生活はまだ続きそうです。

そもそも、定期的な予防接種の回数が欧米に比べて少ない日本なので(最近の乳幼児は多くなってるようですが)予防接種に対して感じるところが、少し外国人とは違っているのかもしれませんね。

アメリカと日本の定期予防接種の比較

◆北米で18歳までに接種する内容(参考)*季節性のインフルエンザは除く

*ポリオ 4回 *おたふく風邪 2回  *はしか 2回  *水疱瘡2回 *髄膜炎2回

*ヒブ 4回   *A型肝炎 2回  *B型肝炎 3回  *3種混合DTP 4回  *風疹 2回  

* 破傷風・ジフテリア・百日咳 4回  *HPV(子宮頸癌)2回←男女共に接種

*髄膜炎MenB 2回 ←子供の大学では推奨項目だったので日本で輸入ワクチンにて接種

*破傷風トキソイド1回 追加

☆アメリカへ留学される方は学生ビザ申請時に予防接種が完了していないとビザが降りないことがあるので、申請に間に合うように予防接種のスケジュールを組んで下さいね。

◆ウチの子供の時(2000年頃)の日本の子供定期予防接種内容

*BCG 1回  *DPT 4回  *DT1回  *はしか 1回 *風疹 1回  *日本脳炎 4回    *ポリオ 2回

*おたふく風邪 1回   *MR 1回
    

ポリオの回数だけ比較しても北米とは2倍の差があります。

◆現在(2021年)日本の子供定期予防接種

*BCG 1回    *ビブ 4回   *肺炎球菌 4回   *4種混合 4回  *2種混合 1回 

*はしか・風疹 2回   *B型肝炎 3回   *日本脳炎 4回    *水疱瘡 2回  *ポリオ2回

*ロタウィルス 5回   *子宮頸癌 3回←女子のみ

ウチの子供の時は、B型肝炎が日本での定期接種ではなかったので、アメリカ赴任がなければ接種していませんでした。日本で暮らしている人は大半が接種していないことと思います。新しく追加になった項目に関しては、年齢が過ぎていても接種できるようには、なかなかならないですよね・・・

数年前、日本でおたふく風が流行し、接種回数が欧米に比べて少ない世代があり、任意で接種できる措置が取られていました。旦那さんが対象だったので接種券が届いていました。接種の重要性を理解して、予約して接種してましたが、あの接種券で、どれ程の人が接種したのだろうか・・・?

接種の安全性の確認は大事だし、必要です。ですが、公衆衛生の観点からも併せて考えることをして欲しいと思います。

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