日本では人間ドッグや健康診断などを受診して病気などを早期発見して治そうという考えがあります。自治体が実施するものもあれば、勤めている会社などを利用する機会もあったり、小学生になった時から何だかの形で『健康診断』を受けて来ているので、病気でもないのに医療機関や病院などに行くという考え方はさほど抵抗のないことだと思いますが、海外ではまだまだ一般的な考え方でありません。今の自分の健康状態を知ることで予防に努めたり、病気の早期発見で治療を開始できたりとメリットがあります。健康診断をする為の医療機器が揃っているので、海外から受診に来る人もいるくらいなのです。忙しく複雑な現代社会においては、『健康診断』を定期的に受診しておくことは必要だと思っています。
私も、アメリカ赴任をきっかけに、半日人間ドッグを基本年に1回(新型コロナ感染が拡大していた時は、1年半くらい空いてしまいましたが)受診しています。10年以上続けているので、過去のデータとも比較できますし、選択できる項目は1つ前の検査とは変えたりして検査することも、毎年受診するからこそできることなのかもしれません。
メキシコ赴任前に受けた半日人間ドッグで、いつもの項目と変えて入れたのが脳ドッグです。オプション追加にすれば、通常検査をして脳ドッグも可能だったんですが、個人負担で行ってる検査なので、そこはアラフィフ主婦(夫)目線が発動!毎年受診してて、変更可能で特に問題がない項目と脳ドッグを交換しました。
なぜ、脳ドッグを入れたかというと年齢的なことを考えて、今の状況を知っておくのが目的です。脳が原因で引き起こされる病気は、表面に現れた時にはかなり病状が進んでいることもあるので、今後比較するにも『今の状態』を知っておくのも良いかと考えたからです。脳卒中や交通事故による高次脳機能障害、認知症(脳の萎縮)など、外見からは判断しにくい場合、脳のCTやMRIを撮影すれば判断できます。もしかしたら若年性アルツハイマーになってるかもしれないのですから、健康診断を機に確認しておくのも一つかもしれないと思ったのです。
結果は、脳の萎縮も見られず、血管の損傷も脳腫瘍なども見つからず何よりでした。加齢とともに変化するとは思われますが、アラフィフの段階での状態を知ることができたので、この状態を維持できるよう健康管理に努めるという指針ができました。もしこの段階で病気が早期発見ができれば、治療や投薬で治せれば医療費や通院の負担も減ることになります。
人生100年時代と言われていますが、歳を重ねるほど身体の健康管理と脳の健康管理は別になるのではないかと感じています。体を動かして能力の維持をするのと同時に脳の能力維持も必要かと・・・体が元気でも脳が衰えて思うように生活できなる、またその逆もありますから、体だけの健康を考えるのではなく脳の健康も考える時代になったんですね。
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