『おもてなし』と『サービス』は違います!分別が付いてるアラフィフでいたい・・・

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日本に一時帰国中は、ちょっとの用事で出かけたりしてバタバタな日程になるのですが、でもそれは街の公共交通機関が充実していて安心安全だから、お一人さまでも自由に動けるから。知らない場所でもチェーン店があり、歩き疲れたら迷わず休憩できます。

気軽にお店を利用できるのは環境だけではなく、料金設定も様々ある中で、自分に合った価格帯の店を選べることも、一人で自由に歩き回れる要因になっていると、つくづく感じます。メキシコにいると、知らない場所で、価格帯が安い所だとスペイン語ができない私だと、どんなことになるのか・・・考えただけでもちょっと怖くなります。

今回、久しぶりに人の流れが戻りつつある日本に戻り、感じたことがありましたので、それについて投稿したいと思います。

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あなたが思う『おもてなし』とは?

突然ですが、『おもてなし』という言葉を聞いて、どういう場面を思い出しますか?

今や日本文化特有のものとも言える『おもてなし』という言葉は、『表なし』と『もてなす』からなる昔ながらの日本に根強く残る概念です。精神や感性を大切にした表裏のない心でもてなすこと。『おもてなし』によって、おもてなしをする方も受ける方も心地良い時間を過ごすこと。どちらか一方が不快だったり、奉仕の関係ではないこと。

私が思う『おもてなし』は、する方も負担に思うことなく相手に敬意を持って行動ができ、受ける方も享受する側と対等な立場でありながら感謝が持てる行動だと思っています。

日本ではチップ文化がないので、『おもてなし』と『サービス』を混同してる人が多いのではないかと・・・

『セルフサービス』について考える

アラフィフやシニアでもコンビニを利用する機会が増え、イートインのある所では、コーヒーなどを飲んで休憩してる人も見かけます。利用しやすい価格帯で味も美味しいですから、コンビニでの用事を終えた後に一息入れる気持ち、理解できます。パン屋さんのイートインも便利ですので利用者も多いでしょう・・・

その利用しやすさを低価格で提供できる要因の1つが『セルフサービス』であることが含まれるのです。

サービスの提供には、お客さまに対する対価が含まれていて、それを客側が担うことで価格帯を下げることができているのです。こう言うと、『そんなの当たり前のこと』って言われると思いますが、皆が皆、本当にその意味を理解して利用をしているのかと言えば、少し疑問が残ります。

『おもてなし』と『サービス』は違います

セルフサービスのイートインのパン屋さんでコーヒーを注文し、レジに近い席に2人連れのシニアの方が座られました。

注文をする時も『美味しいから、いつも注文している』というような会話をしていたので、常連さんだと思います。足元に不安があるようなので杖をお持ちでした。飲食が済み、席を立つのかと思ったら、席に座ったまま、レジ係の人に、『足が悪いから、薬を飲む水を持って来て』と頼んだのです。

日本ではサービス業だと、この場合、お客さまに対して『できません』とは言えませんよね・・・

自分の声が届くレジに近い席に座ったから、できることではありますが、本来ならセルフサービスの店ですから、自分で水を入れに行かなくてならず、足が悪くてもせめて、自分で水を取りに行く行動は必要で、して欲しかったです。お水を席まで持って行っても、レジ係の人の対価は支払われません。

チップ文化のあるメキシコだったら、少し多めのチップを払うことで対価と共に感謝の意を伝えられますが、日本ではそういう習慣がないので、レジ係の人はタダ働きしたのと同じです。

私が思うこと

『おもてなし』文化自体は、とても日本らしく、良い文化です。ただ、『おもてなし』という文化があるが故に、『サービス』と混同しやすい状況が生まれているように感じました。自分が思うサービスを受けたいのあれば、それなりの対価を支払わなければならないことに、そろそろ気づかなければいけません。

海外からの旅行者も日本文化の素晴らしさを感じる人が多いと聞きます。チップ文化の国から来られる人も多いですから、『サービス(奉仕)』との違いを認識しておくことが重要です。『おもてなし』という言葉だけが一人歩きしないように。。。

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