海外赴任者、特に駐在妻の悩みの1つは現地での『散髪(ヘアカット)』が挙げらるのではないでしょうか。そして、一時帰国で必ず行くのが日本の美容院。頭も丁寧に洗ってくれるし、サービスの行き届いてますから安心。
アメリカ赴任時代は、韓国人の美容師がおられたので、その方に毎回、写真を見せて切ってもらってました。日本人の髪質を考慮してもらえるし、ファッションのギャップ感も少ないので楽でしたが、洗髪については、日本で受けるサービスほど丁寧ではなかったのですが、『髪を切ってもらう』ことを優先していたので、そこは我慢する点でした。
メキシコでは、いわゆる日本で言う1,000円カットのような感じです。洗髪はなく、髪を切ってもらうだけの料金です。少し前は120ペソ(約960円)でチップに20ペソ(160円)払ってましたが、今回、旦那さんが行ったら140ペソ(約1,120円)に料金が上がってました!!!
今回はチップに20ペソ支払ったようですが、25ペソや30ペソを支払う人はいるんではないかと思います。チップの金額は本当に難しいのですが、美容院のように1対1で受けるサービスは20%くらい払うことが多いと聞いています。今回のように20ペソのチップだとしても1,380円です。
日本でも物価高になってきて、その上、給料が上がらない、本当にこの先どうなるのだろうと考えてしまいます。そして私たちメキシコで直面している現実は、物価高プラス為替レートです。旦那さんが赴任してきた2年前は1ペソが約5.5円、2023年6月は1ペソ8円前後になっています。。
写真引用元:世界経済ネタ帳 メキシコペソ/円の為替レート推移より
写真引用元:みずほ銀行HP 2023年6月2日付 外国為替公示相場より
為替だけで3割も上がっています。これに値上率15%を加味すると、支払う側は5割増なのです(汗)
ちなみに2年前の為替レートだと今回の散髪代は770円ですから、負担は全然、違います。物価高の値上げは仕方なく受け入れますが、為替レートはあまりにも急激な円安による上昇は受け入れ難いです。
最近また、旦那さんの会社の現地採用の人も、1.5倍給料を出してくれる所に転職していったようで、20代でキャリアを積んで優秀な人は、どんどん引き抜かれています。20代で月給約30万円、後進国のメキシコでももらえる人がいるということは、日本では40万円くらいもらってる感覚じゃないかと思います。日本の国税庁の令和3年分民間給与実態統計調査によると日本人の平均年収は443万円ということなので月給37万円です。日本人の平均年収ほどの金額をメキシコの20代でもらっている人もいるということになります。
日本は先進国ですよね?この前、広島で先進国首脳会議の議長国として世界の先進国の首脳を迎えてた国ですよね?ちょっと本気で日本国民の生活を考えてもらいたいと強く思います。
メキシコの散髪の話から逸れたかもしれませんが、メキシコの現状から何かを知るきっかけになればと思います。ブログ内のシェアボタンも活用して頂けると嬉しいです。
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