海外に行くと(旅行も含めて)街を出歩きます。防犯のことは皆さん、対策をしたりして気をつけておられると思いますが、他にも気をつけることの一つに、その国の『交通ルール』があります。
日本では左側通行ですが、(2022年現在、世界の1/3程度が左側通行を採用)右側通行の国が多いので、感覚的に違和感があるのは当然。例えば道を横断するとき、車の進行方向と同じ位置から横断する場合は、右→左を見てから横断しますが、右側通行の国では左→右を見てから渡るほうが良いです。その他、路面電車や自転車専用道路など、普段、日本で生活している中にない交通ルールがあったり、車の走行でも日本にないルールがあったりしますので、渡航する国の交通ルールは事前に確認し、安全に『街中を散策』できるようにして下さい。
メキシコは、州によって違いはあると思いますが自動車運転免許を取るに、日本の教習所のような所で練習する人は殆どなく、家族の車や友人の車を借りて10時間ほど練習して、実技試験を受けて、簡単な口頭試問などを受けて料金を払えばもらえます。(『試験』すらない州もあるそうですが・・・)
なので、ウインカーを出して車線変更をしない車も多く、日本のように歩行者優先ルールを守ってくれない場合も多いのです。大きな幹線道路では、歩行者用横断歩道の数が少ないので、いざ渡ろうと思っても横断歩道がないこともあるので、歩行者にとって、どこで渡るか、どこで渡っておくか、はとても重要なことなのです。
特に、歩行者の横断可能で信号のない所で、車の進行方向と反対の歩道から渡る場合は気をつけないといけません。日本なら歩行者優先のルールを守ってくれる人が多いですが、メキシコでは車がウインカーを点灯させずに、スピードを緩めずに曲がってきます。ウインカーを出さないので直進していくと思って渡ってたら、急に車が目の前にやってくるのですから・・・その上、クラクション鳴らされることもありますから、私が悪いのか、と思ってしまうこともしばしばあります。信号のある横断歩道で青で渡っている時でさえも、曲がってくる車にクラクション鳴らされることもあるので、私は、自分の信号が青でも小走りで渡ることにしています。
それならば、大通りではなく交通量の少ない道を歩けばいいのでないか、と思うかもしれませんが、大通りから1本入った道が『安全な道』とは限らないのです。見た目、外国人だと判ってしまうと、ひったくりやスリに遭遇する確率が上がるので、昼間であっても特に歩いたことない道を一人で、それも歩行者が少ない道は避けるのが鉄則です。
Googleマップを使って、現地まで歩いて行くこともあるのですが、最短時間や距離よりも、どの道を歩いて向かうのかを確認して歩いています。現地まで近道であっても、舗装されてない道や歩いたことのない道は一人の時は歩かないようにしています。心配な時は事前に、旦那さんと一緒に週末のウォーキングルートに入れて下見をすることもあります。最近、冬時間になり、以前よりも早く、陽が沈むのでそういう点も考慮に入れています。
これから海外に行く予定のある方は『現地の交通ルール』も知ることの一つに加えて、渡航する街の色々な情報を入手して街の散策を楽しく過ごせるようにして下さいね。
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