『ジェンダー』の意味を正しく理解しよう

> メキシコでの日々の生活や感じたこと
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男女雇用機会均等法が始まってから約30年が経ちます。私が就職する時が、まさにその時で、まだまだ会社側も、どういう風に扱っていいのやら、手探り状態だったのではないかと、振り返ってみると思います。それまでは、4年生大学を卒業している女性は、一般的に就職先が短大や高卒よりも見つけにくく、就職したとしても大卒男子とは同じ給料をもらえなかったりしてましたから、『均等法』が開始され、これからは、女性が働く環境が変っていくと、その当時、考えられていたと思います。

実際、30年が過ぎ、女性の社会進出や働き方は改善されていると思いますが、働くことだけではなく『子育て』との両立の壁があると思うので、男性と同じように仕事をすればするほど、どうしても越えられない部分が、未だにあるのではないかと感じています。

ここメキシコでも、義務教育は中学までだそうで、女性で工学部系の大学院を出ても、自分の学んだことを活かして就職する、男性陣の中を割って入って行くことの難しさや、結婚、出産のことを考えると、自分の条件を満たすような職場を見つけるのは大変なようです。

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SDGsの目標5 『ジェンダー平等』とは

SDGsの項目の一つにも入ってます

☆SDGs(Sustainable Development Goals)とは『持続可能な開発目標』と訳されてます。2015年9月の国連で採択され国連加盟国が2016年から2030年の15年間で達成しようとしている目標のこと。項目は全部で17個あり、『ジェンダー平等』については、項目の5番目に書かれています。

写真出典元:国連HPより

最近、サラリーマンで胸元にこのSDGsのバッジ(写真右端一番下)を付けてる方を見かけますよね?カラフルな色のバッジなので付けてると直ぐに判ります

どの項目そうですが、まずは難しく考えないで意味を理解しておくと、随分と違ってくると思います。

『ジェンダー』についてはなかなかデリケートな項目かもしれませんがこれからの時代には共通認識としては必要なことだと思います。

早速、単刀直入に言うと性別(SEX)=ジェンダーではないのです。性別は生物学的に分類したもので、ジェンダーはそれとは別なんです。多くの方が、ここで間違った認識をしてしまいがちなのではないでしょうか?

例えば生物学的に私は女性です。青色が好きです。誰かが、私に青色は男の子の色なのに…って言うと問題視されるということ。青色は、果たして男の子だけの色なのか?男の子の色ってなに?ってなるのです。こういう所から『ジェンダー問題』に発展していきます。

うちの子供が小さい時は『性別』を結びつけて色を決めさせるようなことはしませんでした。

好きな色を選んでましたし、旦那さんもそうです。

ただ、パーソナルカラーが皆ブルーベースの家族なので、ショッキングピンクは誰も似合わないので、家族は自然に選ばなくなった・・・男の子か?女の子か?で色を選んでいくのではなく、自分の意思で選んでいく、これが自然な流れで。性別に結びつけて、何かをさせたり言ったりすることをなくそうということなのです。

男の子だから◯◯◯はダメ、女の子だから◯◯◯はしてはいけない、というのではなくて・・・それを社会的に考えていくということです。

生物学的に分けてる性別と社会的立場からから考える性別

このポイントを認識して、ちょっとでも『ジェンダー』について理解が深まれば嬉しいです。

男性だから、女性だからとかいう目線ではなくて、『人としての目線』を大事に考える社会や世の中になれば良いな、と心から願っています。

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